自動車の名義変更

自動車の名義変更とは所有者が変わった場合に行う手続をいい、正式名称は移転登録と言います。
所有者が変わった場合は必ず名義変更をしておかないと、自動車税の納付通知や事故を起こした場合の慰謝料請求が前の所有者になされることがあります。

友人や知人同士で自動車の売買を行った場合、こういったトラブルに発展するケースも多々あります。
特に譲渡人は自分の身を守る意味でも、親しい間柄の友人に自動車を売却した場合も名義変更は必ず行っておくと良いでしょう。

なお、名義変更をする場合はまず車庫証明を取得する必要があります。
車庫証明は新しい自動車の保管場所を決め、警察署に申請することで取得出来ます。

車庫証明を取得したら、名義変更に必要な書類を揃え、前の所有者のナンバープレートを持参して、管轄の運輸支局あるいは自動車検査事務所に赴きます。
名義変更に必要な書類は以下の通りです。

@車庫証明
A印鑑証明書(旧所有者、新所有者ともに必要)
B印鑑(新所有者の実印)
C譲渡証明書(旧所有者が作成)
D委任状(新所有者のみで申請する場合)
E車検証(旧所有者分)
F納税証明書
G自動車税、自動車取得税申告書(自動車税事務所で取得)
H自賠責保険証書
I移転登録申請書(陸運支局にあります)
J手数料納付書(収入印紙を貼付)
Kリサイクル券

運輸支局あるいは自動車検査事務所では、書類に手数料分の印紙を貼付し、提出します。
またナンバープレートは返却することになります。

その後新しい車検証が発行されるので、車検証を受取、自動車税事務所(通常運輸支局等に併設されています。)に自動車税と自動車取得税の申請をします。
所定の税金を納め、改めて運輸支局等に赴くと、新しいナンバープレートがもらえます(正確には購入します)。

ちなみに以前の所有者がローンで自動車を購入している場合、残債が残っていると、所有者が前の所有者になっていない可能性があります。
その場合は所有権解除という手続を行っておきます。

その後自賠責保険の名義変更を保険会社で行い、無事自動車の名義変更は完了です。

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